プレスリリース:体温・大気間のわずかな温度差で発電する新方式マイクロ熱電発電素子を発明

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体温・大気間のわずかな温度差で発電する新方式マイクロ熱電発電素子を発明

21 Jun 2018
https://www.waseda.jp/top/news/59829

渡邉研究室の富田基裕(とみたもとひろ)次席研究員、および渡邉孝信(わたなべたかのぶ)教授、大阪大学の鎌倉良成(かまくらよしなり)准教授、静岡大学の池田浩也(いけだひろや)教授らの研究チームは国立研究開発法人 産業技術総合研究所と共同で、半導体集積回路の微細加工技術を応用した、体温で発電する高出力密度の熱電発電素子の開発に成功しました。

近年、身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)社会にむけて、環境中の微小なエネルギー源から電力を生み出して小さなセンサ端末を駆動させる技術の開発が世界で活発化しています。今回の発明は、素子構造が簡単で、現在の半導体の微細加工技術で大量生産することが可能であり、集積化すると1平方センチメートル当たり10マイクロワット以上の電力を生み出すことを実現しました。



左:研究グループが発明した熱電発電素子の温度分布
右:今回の研究で得られた発電密度と先行研究の発電密度の比較

 

本研究成果は、米・ハワイで2018年6月18~22 日(現地時間)に開催される「VLSIシンポジウム(2018 Symposia on VLSI Technology and Circuits.)」にて発表いたしました。

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